インドネシア飲食マーケット

各店の展開状況が丸わかり!インドネシアでの日系飲食店進出まとめ

インドネシアにおける日系飲食店

インドネシアの町を歩いていると、日本でも見慣れた大手レストラン・ファストフード店が見つかります。東南アジアへの大手日系レストランの進出が進んでいますが、インドネシアでは、いつ頃からそういった日系飲食店の進出が進んでいるのでしょうか。今回はインドネシアに進出している日系大手飲食店の出店状況に関してまとめてみました。

進出時期と出店スピード

時期としては主に2000年後半から2010年代に進出をしています。吉野家は既にインドネシア内に65店舗を展開しています。果たして各飲食店はどの程度進出が進んでいるのでしょうか。それぞれの出店時期と店舗数を見てましょう。

大戸屋

和食レストランとして日本では有名な『大戸屋』では、インドネシアでも日本での定番メニューを食べることができます。しかし顧客は日本人よりインドネシア人の方が多いといいます。 大戸屋は現在ジャカルタを中心に6店舗を展開しています。第1号店は2008年6月に南ジャカルタのショッピングセンター「スナヤン・シティー」内にオープンしました。大戸屋はタイには2005年から出店し、すでに現在42店舗を展開している所と比べると、同じ東南アジアの国でも異なった展開の様相を見せています。

丸亀製麺

うどん専門店の『丸亀製麺』は『MARUGAME UDON』と言う名前で、2013 年 3 月 に第1号店を西ジャカルタのショッピングモール「タマン・アングレック」内にオープンさせました。丸亀製麺は海外進出に熱心で、出店地にローカライズしたメニューでも有名になっています。現在は東南アジアでも店舗数を拡大しています。人口の9割近くをイスラム教徒が占めるインドネシアのニーズに対応するために、原料に豚とアルコールを一切使わない調理法を取り、人気を博しています。現在インドネシア全土で37店舗を展開し、広がりを見せています。

吉野家

言わずとしれた牛丼チェーンの吉野家。インドネシアには2010年に第1号店をショッピングセンター「グランド・インドネシア」内へオープンさせました。日本で吉野家はファストフードチェーンで、忙しい大人がさらっと食事を済ませるシーンで利用されているような印象ですが、インドネシアでは、ミドルクラス以上のファミリー客が入るレストランとして出店しています。実際に第一号店が出店した「グランド・インドネシア」は高級ショッピングモールです。現在吉野家はインドネシア内に65店舗を構えています。

すき家

ゼンショーホールディングスが牛丼チェーンの『すき家』を2014年9月にジャカルタのショッピングモール「ベイウォーク・モール」にオープンした。現在すき家はジャカルタに8店舗を展開している。ちなみに2016年にはすき家のカフェである『すき茶』もすき家と併設でオープンしている。『すき茶』は抹茶などのドリンクが飲めるカフェになっている。

ペッパーランチ

ペッパーランチはステーキ専門の飲食店チェーンです。現在タイ、シンガポール、香港などアジアを中心に、海外で合計292店舗を展開しています。2006年11月ジャカルタにインドネシア第1号店をショッピングモール「プラザ・セナヤン店」を開店しました。日本と同様の鉄板ステーキメニューを提供しています。ジャカルタのみならず、スラバヤ、バンドン、バリにも進出しており、現在インドネシア全土で49店舗を持っています。

塚田農場

今年2017年4月に居酒屋の『塚田農場』が『美人鍋 塚田農場』としてインドネシアに進出しました。第一号店は高級ショッピングモールの「プラザ・スナヤン」内にオープン。購買力を持った中間層以上の人口の増加を見込んでの出店のようです。インドネシアのムスリム文化に対応していくために、将来的にハラル認証を取得することを前提に、豚肉を使わないメニューをくんでいくと言います。2022 年までにインドネシア国内 20 店舗展開(年間5店舗出店ペース)を目指すとしています。

ビアード・パパ

シュークリーム専門店の『ビアードパパ』もインドネシアに進出しています。インドネシアには2004年 2月に進出しており、すでに23店舗を展開しています。ジャカルタを中心に出店し、ジャカルタ以外では空港に出店をしています。おみやげとして買われやすい空港に出店しているところに狙いが見えます。

博多一幸舎

本場とんこつラーメンで人気の『博多一幸舎』はすでにインドネシアで14店舗を展開しています。2011年6月に初の海外進出としてインドネシアに出店しています。ハラル対応のメニューもあり、インドネシア人にも人気です。

ポポラマーマ

『ポポラマーマ』は、日本のイタリアン・ファミリーレストランです。ポポラマーマは2014年6月にインドネシアに進出。ジャカルタで現在5店舗を展開しています。

牛角

言わずと知れた焼肉レストランの『牛角』。2006年12月 にインドネシア1号店をオープンし、現在は3店舗を経営しています。食べ放題メニューもあり、日本の牛角と同様に美味しくお肉が食べられるようです。

coco 壱番屋

日本では「ココイチ」として親しまれるカレー専門店チェーンの『coco 壱番屋』もインドネシアに進出しています。現在4店舗を展開しており、第一号店は2013年12月にオープン。場所はモールの「グランド・インドネシア」の中でした。

てんや

天丼を提供するレストランチェーンの『てんや』。2014年7月にインドネシアに進出し、ジャカルタで現在3店舗を展開しています。

大阪大将

餃子専門店の『大阪大将』も今年2017年5月にインドネシアに進出しました。インドネシア第一号店はジャカルタのショッピングモールの「プラザ・スナヤン」内にオープンしました。

リンガーハット

長崎ちゃんぽんで有名な『リンガーハット』。リンガーハットは昨年2016年12月インドネシア第一号店をオープン。インドネシア向けにリンガーハットで初めてとなるチキンベースの「長崎ちゃんぽん」を販売しているようです。リンガーハットはこれまでアメリカに4店舗、タイに4店舗、香港に3店舗の計11店舗で、今回のインドネシアへの出店で4カ国12店舗になります。

モスバーガー

ハンバーガーショップの『モスバーガー』は『モスカフェ』としてインドネシアに進出しています。2008年12月に第一号店をジャカルタの「プラザ・スナヤン」内にオープンしました。現在はジャカルタに2店舗を持っています。モスバーガーの中でインドネシアは、他の外国と比べ、一番多くの出店要請を受けた国であったそうです。

まとめ

今回取り上げた大手日系飲食店を第一号店の出店時期順に並べました。インドネシアに出店した時期が大体同じでも、吉野家が1年に約10店舗のペースで増えているのに対し、大戸屋は1年に1店舗以下の出店ペースです。飲食店ごとに店舗の数や1店舗あたりの出店ペースが異なることがわかります。日本では馴染み深いファミリーレストランが、まだインドネシアに出店していないことにも気が付きます。今後どのような飲食店が日本から進出してくるのか、注目が集まります。