インドネシア飲食マーケット

インドネシアで急拡大!世界に広まる吉野家とは

今回はインドネシアで急拡大している吉野家についてです。日本では牛丼チェーンとして親しまれている吉野家は、世界各地に出店しています。近年は東南アジアで拡大しており、とても早いスピードで展開しています。特に東南アジアの中でもインドネシアでは急速に普及してきています。

世界に広がる吉野家

吉野家は牛丼を提供するチェーン店です。会社は1958年に設立され、2017年7月現在、日本には1,197店舗を有しています。海外でも1978年にアメリカに出店したのを皮切りに海外でも店舗を増やし、現在海外には745店舗あります。そうすると、総店舗数の約40%を海外で展開していることになります。

海外で出店の多い国は、1位が中国(462店舗)、2位がアメリカ(101店舗)、3位がインドネシア(65店舗)です。物理的な距離の近さや他の国と比べた文化的障壁の小ささから、中国が多いことは納得できます。アメリカも進出時期が早く、国民の所得も高く市場も大きいことから予測ができます。しかしインドネシアが3位に位置しているのは少々意外な印象があります。

東南アジアにおける吉野家

では次に東南アジアを見てみたいと思います。初めに目につくのはインドネシアです。2010年にインドネシアに第一号店をジャカルタに出店し、以後ものすごいペースで店舗を拡大しています。年間約10店舗のペースです。第一号店の出店から7年で、世界で3番目に吉野家が多く出店している国になりました。次に急速な変化を見せているのがタイです。2011年に第一号店を出店し、2014年には20店舗に達しました。その他の国では、ほぼ横ばいです。

シンガポールとフィリピンへの進出はそれぞれ1997年と2001年で、インドネシアより約10年早く出店していますが、近年大きな店舗数の変化はありません。マレーシアは2009年で一度閉店し、2015年に再度進出し、現在早いペースで店舗数を伸ばしています。吉野家の各国への進出年と現在の店舗数は上の表の通りです。

インドネシアにおける吉野家

インドネシア吉野家のベジタブル牛丼

吉野家は出店国に応じて、メニューがローカライズされていることで有名です。吉野家の海外展開は基本的にフランチャイズ形式を採用しており、必ず「牛丼」は販売していますが、現地の風土や文化、好みに応じたメニュー開発が行われています。急速に拡大しているインドネシアの吉野家はメニューでは、牛丼に加え、照り焼きチキン丼や、ベジタブル牛丼などが提供されています。日本と違うメニューで言えば、うどんやカレー、ケーキなども提供されています。

グランド・インドネシア内の吉野家

大きく日本の吉野家とインドネシアの吉野家で異なるのは、お店のコンセプトです。日本の吉野家は、店舗は比較的小さく、時間が無い社会人が、スピーディに食べるお店のイメージがありますが、インドネシアでは豊かな家族がレストランとして入り、ゆったり食べるお店なのです。店舗は広く、4人がけのテーブル席などが多く用意されています。インドネシアの吉野家は高級モールに多く出店していることから、豊かな層をターゲットにしていることがわかります。こういったコンセプトの元で出店を行い、現在インドネシアに65店舗を展開するまでになっています。一番初めに紹介したグラフから見る限り、今後も拡大を続けていくように思われます。

まとめ

今回はインドネシアの吉野家に関して紹介しました。東南アジア諸国の中でも、インドネシアでは吉野家の展開が急速に拡大しています。その背景にはフランチャイズのビジネスモデルやその国にマッチしたコンセプト構想など、様々な戦略があります。吉野家はインドネシアの日系飲食チェーンの中でも、店舗数や展開スピードが最も高いです。その戦略は、インドネシアで飲食店を展開しようと考えている人にとっては、参考になるのでは無いでしょうか。

コメントを残す

*